親の介護問題をどうする

親が介護状態になったとしたら?

あなたの両親は健在でしょうか?
私の両親は80歳を過ぎ、クルマも運転し父親は現役で働いています。
世代的に言うと、両親はすでに他界しているか、介護状態になっている友人も多いです。

たまに考えてみるのですが、いま私の両親が介護状態になってしまったら?
実家まではクルマ、電車とも約一時間半はかかります。
仕事も実家方面がホームグラウンドではないので、支障が出ますね。

実家近所に弟がいますから、
介護は任せっきりになってしまうのでは?
と考えてしまいます。

正直、困ってしまうというのが本音です。
こんなこと言うと不謹慎ですが、
できれば介護状態にならずに往生してほしいのです。

「まだまだ先のこと」って考えていたのが、
もう二人とも80歳を超えてしまってます。
現実問題として、そろそろ考えなければならない時期ですね。

親が介護状態になっても避けなければならないこと

介護状態になってしまったら、
様々な方面で支障がでてくるのは、想像がつくでしょう。
例えば、さきほどの移動の問題。

電車を使えば運賃が発生します。
クルマを使えばガソリン代、高速料金など。
お金の問題は他にもたくさんあります。

一番のネックとなるのが、
時間不足。
お金よりも大事なものです。
なんせ、一日24時間しかないのですから、
その限られた時間内で介護をしなければなりません。

当然、自分ひとりでするには限界もあり、
きょうだいや配偶者の力も必要となってきます。
彼らにも普段の生活があり、時間のやりくりに問題が出てくるでしょう。

時間の問題に関しては、相談して一人ひとりの役割分担を決めれば、
100%は無理かも知れませんが、ある程度は解決するかも知れません。

まぁ、なんだかんだ言っても「人生なんとかなるもの」ですけど、
絶対にやってはならないことを、FPの立場から考えてみたいと思います。
それは、

介護離職」です。

そう、親の介護のために、あなたが仕事(会社)を辞めなければならなくなること。
です。
これだけは避けるべきだと思っています。
親の介護は避けることはできないかも知れませんが、
介護離職は「どうしたら仕事を辞めずに続けれるか?」という目線でいきましょう。

お金が余りすぎて、まったく生活に困らないという人なら別ですが、
そんな人は私の周りには一人もいません。
貯金なんて、すぐに底をついてしまいますから。
離職だけは避けましょう。

親の介護プランを立てる

ではどうすればいいか?
できることをやっていくのですが、まずは、
あなたの会社の介護休業制度の活用です。
普通の会社なら必ず制度はあるはずです。

次に、親が住んでいる地域の支援センターや社会福祉協議会に相談です。
行政に相談するのは、いろんな面で有効ですので最大限活用です。

そして、聞きにくいというか少しハードルが上がるのは、
親の資産額です。
年金額などの確認も必要です。

これらの資産で親の介護の範囲が、どのくらいまで可能か?
おおよそわかってきます。

以上の状況を判断、総合してみて家族で相談や話し合いです。
介護プランを立てるということですね。

介護プランを立てることで、
定期的にチェックしていく。
軌道修正が必要なら行う。
そんな感じで介護をやっていけばいいと思います。

手放しでは無理だと思いますが、
仕事を続けながらでも介護が可能になるんじゃないかと。

まとめ

親の介護に関して記事にしました。
避けては通れない課題だと思いますが、
準備することで、負担が少なくなることは大です。

なるべくあなたの配偶者やきょうだい、
負担のないように、ぜひ介護プランを作成してみてください。

追伸:
介護する上で、親のお金が少ない、足りないという場合でも、
子どもである、あなたが負担するのはダメです。