保険屋が嫌われる理由

その保障内容で大丈夫ですか?

普段の業務として、保険相談は多いです。
結論から言うと、デタラメな保障に入っている人ばっかです。
大抵は、加入のいきさつで察することができます。
まぁ、「保険のオバちゃん」から入った人はデタラメがマックスですね。

もちろん公的保険のしくみを説明や見直しなど、キッチリと行ってる「セールスレディ」もいます。
一定数でかなり少ないですが…。
未だに「学資保険」や「個人年金保険」を勧めてくるような募集人には驚きです。

あと古い保障をいつまでも大事にしている人。
要注意です。
古い保障で持っていていいのは、利率のいい保険商品。
いわゆる「お宝保険」っていうやつ。

具体的には平成10年くらいまでの加入の商品。
商品は「個人年金保険」、「終身保険」など。
医療保険の古いやつは、できれば解約して加入し直すほうがいいんじゃないかと。

理由はさっき書いたように、利率がいい商品です。
もちろん掛け捨てではなく、返戻金があるやつですね。

医療保険(ガンも含む)は基本的に掛け捨てなんですが、
約款(取説みたいなもの)に書かれてあることが全てなので、
もしかしたら、今の医療技術に追いついていない内容の可能性アリです。

なので、手術しても給付金が出なかったりするわけです。
入院日額は古くても変わりないので、それだけでいいという人はいいと思います。
たぶん保険料は高くなりますが、どうしても医療保険が必要なら見直し必須ですね。

職域活動って本当にやめてほしい

職域活動という営業手法があります。
会社訪問して、ひ弱そうな人を見つけて「保険入んなさい!」
半分冗談ですが(笑)。

会社に訪問して、見込み客を見つける活動ですね。
ほら、アメを配ったりノベルティとかもらったことないですか?
私の時代は「ザ・テレビジョン」でした。

で、少しでも油断すると「保険入ってる?」とか声をかけられます。
会話してしまうと、間違いなく生年月日と名前を尋ねられます。
その後、どうなるか?

後日、ノベルティより少し上のプレゼント持参で、
プランを持ってきます。
設計書ってやつです。

百歩譲って、まともなプランだといいですが、
最初に書いたようにデタラメだらけ。
ちょっと考えればわかるような「本当に必要か?」な保障内容を説明してくれます。

考えてみてください。
あなたが新入社員で、もちろん独身。
まだ親元から通勤している状態です。

そのような人に死亡保障5千万とか。
おかしくないですか?
若いうちに入っとけば、保険料が安いなどの説得話法で加入を勧めてきます。
中身は定期的に更新していく(保険料が上がっていく)商品です。

という内容の話を先日も聞いたわけです。
「いまだにそんな勧誘をしているのか」が率直な感想です。

保険業界って正直、あんまり好かれない業界なんですね。
形の見えないものにお金を払うってことが、いまいち大事に思えない。
よくわからない保障に、毎月口座から引き落とされる保険料です。

このよくわからないお金が、勝手に口座から引き落とされている状態。
イヤですよね。
これ、すべて納得せずに保険に加入した結果ですから。

若い独身者で5千万円もの保障って、保険金の受取人って親なんですよ。
親が子が亡くなって5千万円もらって、嬉しいですか?
いらないんですよ、そんな金!

いまだにこのようなセールス手法が行われているから、
保険屋さんって嫌われるわけです。
この情報社会で保険の知識なんて、すぐに身につきます。
保険屋のオバちゃん、バカにするのもいい加減にしなよ!
あ、保険会社の命令か(笑)。