離婚届けが出せない
離婚の話というのは、仕事上よく耳にします。
それに伴い、様々な手続きもやっています。
例えば、保険金の受取人名義変更や口座変更など。
仕事以外にも「こんなこと言われた、どうすればいい?」的な相談もあります。
今回、私の経験も踏まえて感じたことを書いてみます。
私の顧客ですが、現在は離婚届けを提出していないと思います。
提出してないけど、離婚届けは両人とも書いてるようです。
もちろん、裏書きもあります。
なぜ出していないのか?
養育費の問題やローン、それに家の共有名義の件など決めておかなければならないことが多いからです。
その話をキチンとつけてから、離婚届けを出すつもり、と妻は言ってるわけです。
なるほど、そりゃそうですね。
話をキチンとつけておかないと、あとで「そんなん、知らん」とか言われそうですし、
最悪、音信不通となれば困ったことになりますから。
で、その話し合い。
まったくできていないようです。
しかも離婚届けだけ書いて、音信不通状態。
電話も着信拒否。
ラインも既読にならない。
そんな状態です。
行政に相談等をしているようですが、
最終的には弁護士案件になりそうですね。
私は保険に関する担当者でもありますから、
話は聞いても、正直何もしてあげることができません。
本当に困った旦那さんです。
離婚するなら早いほうがいい
私も過去、離婚歴があります。
結婚するときは簡単。
離婚するときはメンタル面でかなりしんどい思いをしました。
今回、離婚前の相談というか、話を聞いたなかで感じたのは、
やはり「離婚するなら早いほうがいい」ということです。
子どもがいたり、専業主婦だった場合は離婚後にどのように生活をしていけばいいのか?
など考えることも多いとは思います。
しかし生活面については、意外と行政に相談することで解決することも多いです。
もしかしたら結婚生活よりも居心地がよくなる可能性も。
いま結婚生活がうまく行ってなくて、精神的にも辛い思いをしているなら、
さっさと離婚してしまうのがいいと思います。
「そう簡単な問題じゃない!」って思う人もいるでしょうが、
修復は可能ですか?
可能なら努力して結婚当初の二人に戻ることもできるでしょう。
あなたの将来を考え「離婚した方がいいんだろうな」って考えていたとしたら、
決断は早いほうがいいでしょう。そう思います。
離婚は戦略的にすすめる
離婚を決めたのなら、いきなり離婚届けを出すのはダメです。
それに「離婚したい」と相方に言うのもダメです。
まずは考えをまとめ、できることはやっておくことが必要ですから。
最初に書いた私の顧客の例でもわかるように、
後々、面倒なことは避けたいですよね。
具体的に例を上げると、
・お金の問題
ローン関連(住宅や自動車など)
養育費
慰謝料(場合による)
ひとり親になった場合の行政の支援策
それに共有財産もあれば、どうするかを考えておく必要があります。
私の顧客の場合、住宅ローンが奥さんで自宅と土地が共有となっています。
この場合は本当に面倒な問題となるので、優先順位は高くなります。
あと子どもがいるなら、親権の問題もありますね。
とにかく「こんな場合はどうなるのか?」ということについて、
必ず具体的に解決策を考えておく必要があります。
まとめ
離婚は年々、増えています。
昔のように嫁いだら、家の敷居は跨がせないという時代ではありません。
我慢する必要もないのです。
子どものために離婚できない、という方もいますが、
いずれ独立し、離れていく存在です。
一時的に辛い思いをするのは当然です。
あなたの人生ですから、我慢して生活するなんてやめましょう。
決断したなら早い方がいい。
人生が楽しくなる可能性があるのに、先延ばしする選択肢はありません。